研究課題/領域番号 |
23593383
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研究機関 | 宮城大学 |
研究代表者 |
鹿野 裕美 宮城大学, 看護学部, 准教授 (40510631)
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研究分担者 |
関戸 好子 宮城大学, 看護学部, 教授 (80216530) [辞退]
山田 嘉明 宮城大学, 看護学部, 教授 (80200757)
桂 晶子 宮城大学, 看護学部, 准教授 (00272063)
伊藤 常久 東北生活文化大学短期大学部, 生活文化学科, 准教授 (10289738)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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キーワード | 中一ギャップ / アクションリサーチ / 心身の健康 / 健康教育 |
研究実績の概要 |
中一ギャップの生徒に対する支援方法を構築するためのアクションリサーチを、平成25年度から協力いただいている中学校3校にて継続実施した。平成26年度は、中学1年生を対象とした中一ギャップ予防パンフレット「中学校げんき生活ガイド」を作成し、生徒に配布した。またパンフレットを配布した中学1年生の生徒を対象として、「こころとからだ元気生活アンケート調査」を実施し、併せて「パンフレットの評価」を行った。 アンケート結果から、「中学校入学後に学習や生活の変化に戸惑いを感じたか」(N=284)に対して、「とてもよくあてはまる」45(15.8%)「よくあてはまる」109(38.4%)との回答が得られ、過半数を超える生徒について、中学校入学後の戸惑いが生じていたことが明らかになった。また「パンフレットが役に立ったか」という評価(N=309)については、「とてもよくあてはまる」44(14.2%)「よくあてはまる」136(44.0%)であり、6割近い生徒がパンフレットは役に立ったと評価をしていた。改善点として、配布時期や内容を検討する必要があり、また中学入学前に実施されている「一日体験入学」や「保護者説明会」向けの資料も必要であるとの意見が得られた。よって平成27年度の入学生用として、これまでの研究結果をまとめた改訂版のパンフレットを作成し、平成27年1月~3月に中学校入学時の健康教育用資料として、中学校9校1250人の新入学生にパンフレットの配布を行った。今後は小学校卒業時と中学校入学時における生徒の心身の健康実態調査結果をもとに、中学校入学時の健康教育を行い、併せて生徒の心身の健康状態の変化について評価する必要があると考える。
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