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2013 年度 実績報告書

幼稚園児の家庭内受動喫煙状況と家族の意識-尿中コチニン測定と質問紙調査から-

研究課題

研究課題/領域番号 23593395
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

坂東 春美  滋賀医科大学, 医学部, 講師 (00458027)

研究分担者 吉田 亨  群馬大学, 保健学研究科, 教授 (80174936)
濱田 薫  奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (80228535)
城島 哲子  奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (80267872)
キーワード受動喫煙 / 禁煙 / 行動変容 / 子ども
研究概要

本研究の目的は,幼稚園児の受動喫煙状況を尿中コチニン値により把握し,その結果を同居喫煙者に通知することで,同居喫煙者の禁煙に向けての行動変容段階の変化の有無と,行動変容段階の変化の関連要因を明らかにすることである.研究デザインは,幼稚園単位に割付けた比較介入調査とした.調査対象は,幼稚園児をもつ喫煙者とした.方法と研究期間は介入群と対照群の禁煙意識や喫煙状況等を調査し,介入群には幼稚園児の尿中コチニンを測定して,結果通知直後と1年後の禁煙の行動変容におけるステージの変化を比較した.平成23年度より,11の幼稚園にて実施し,介入群と対照群に分け,幼児と喫煙者に関する項目は自記式調査により把握をおこなった.禁煙に対する行動変容段階は,トランスセオレティカルモデルを使用し,「無関心期」を詳細に把握するために全く禁煙に関心がないものを無関心期(1)とし,禁煙には関心があるが6か月以内には禁煙を考えていないものを無関心期(2)とした.また,介入群には受動喫煙の状況把握には幼児より採尿したコチニン値も測定をした.
第1回の調査では,対照群(n=17)は母親3人,父親13人,その他1人であった.受動喫煙の回避行動は,13人が行われていた.禁煙に対する行動変容 stageは,無関心期(1)15人,無関心期(2)7人,関心期5人,準備期 0人であった.
介入群(n=49)では母親10人,父親38人,その他1人であった.受動喫煙の回避行動は,30人が行われていた.禁煙に対する行動変容 stageは,無関心期(1)11人,無関心期(2)30人,関心期5人,準備期3人であった. 幼児の尿中コチニン値では,受動喫煙が疑われる10ng/ml以上が20人(40.8%)であった.第2回の1年後の調査では,対象群,介入群共に計画していた回収率を満たさなかったことから,現在も調査継続中である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Passive smoking prevention behavior of smokers who have infants and related factors.2013

    • 著者名/発表者名
      Harumi Bando, Tohru Yoshida.
    • 学会等名
      IUHPE 21st World Conference on Health Promotion 2013
    • 発表場所
      Pattaya, Thailand
    • 年月日
      20130825-20130829

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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