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2013 年度 実施状況報告書

アウトリーチ活動を基盤とした地区活動モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 23593400
研究機関高知県立大学

研究代表者

時長 美希  高知県立大学, 看護学部, 教授 (00163965)

研究分担者 石川 麻衣  高知県立大学, 看護学部, 講師 (20344971)
小澤 若菜  高知県立大学, 看護学部, 助教 (90584334)
キーワードアウトリーチ / 地区活動 / 公衆衛生看護 / 保健師活動
研究概要

本研究の目的は、保健師のアウトリーチ活動を明らかにし、アウトリーチ活動を基盤とした地区活動モデルを構築することである。平成25年度は、①現場の保健師と共にモデル地区を選定して、定期的にモニタリングしながらアウトリーチ活動を実施し、地区の実情にあわせたアウトリーチ活動を基盤とする地区活動のあり方について検討する、②アウトリーチ活動を基盤とした地区活動が保健師・関係者・住民・地域に対してどのような影響を及ぼすのかを明らかにし、効果的な活動について検討する、③アウトリーチ活動を基盤とした地区活動モデルを作成する、ことが目標であった。しかしながら、今年度は、①についてはモデル地区を選定することができたが、②③を達成できなかった。 今年度の主な成果は、関連学会へ参加して公衆衛生看護やアウトリーチに関する情報収集を行うと共に、アクションリサーチのためのモデル地区を選定し、研究を推進するための基盤整備を行ったことである。
関連学会においては、母子保健に関する研究報告(小児の生活習慣病予防(台湾)、性産業で働く女性の経験(フィリピン)、学童期の子どもの虐待スクリーニング(日本)、産後の母親に対する看護ケア(フィリピン)等)について情報収集を行った。人々の生活のなかで起こる課題を、看護活動や看護の視点を持って捉えることで、健康課題として拾い上げ、社会へ発信する役割を看護職者が持っていると考えられた。また、それを解決していくためには、看護職者のみでケアを提供するのではなく、他の専門職や社会資源と協働して、支援の必要な人々を発見し、その人々の生活の場でケアを提供する仕組みを作ることが必要であり、地域特性やそのほかのサービスとの組み合わせを考慮した活動が求められると考えられた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

平成25年度は、目標を達成するために計画的に研究を推進することができなかった。3つの目標のうち、①については、やや達成できたが、②③は達成できていない。
大学の教育活動、管理運営活動、研究推進活動を自らマネジメントすることができず、充分研究を推進することができなかった。

今後の研究の推進方策

本研究の目的を達成するために、前年度の目標を変更して、①現場の保健師と共にモデル地区を選定して、地区の実情にあわせたアウトリーチ活動を基盤とする地区活動のあり方について検討する、②アウトリーチ活動を基盤とした地区活動が保健師・関係者・住民・地域に対してどのような影響を及ぼすのかを明らかにする、③アウトリーチ活動を基盤とした地区活動モデルを作成する、という目標を掲げて研究活動を行う。また、研究組織としてメンバーを増員する。

次年度の研究費の使用計画

26年度も継続して本研究を行うことで、目的を達成するために、科学研究費助成事業の補助期間を延長した。そのために、26年度使用額が生じた。
研究目的を達成するために、未使用の研究費を活用する。
具体的には、①現場の保健師と共にモデル地区を選定して、地区の実情にあわせたアウトリーチ活動を基盤とする地区活動のあり方について検討する、②アウトリーチ活動を基盤とした地区活動が保健師・関係者・住民・地域に対してどのような影響を及ぼすのかを明らかにする、③アウトリーチ活動を基盤とした地区活動モデルを作成する、という目標を達成するための研究活動に使用する。

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公開日: 2015-05-28  

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