日本産業衛生学会に所属する産業看護職を対象として、地域保健との連携に関する質問紙調査を実施し連携の実践者を抽出した後、電話および面接のインタビューにより、連携内容やメリット、コンピテンシー等について調査を行った。 本研究の成果は次の4点である。①産業看護職による地域保健との連携の現状が明らかになった(連携経験者は5割弱、産業看護実践経験が浅いほど連携経験が無い、等)②産業看護職が地域保健と連携することで多くのメリットが得られる。③地域保健との連携における産業看護職のコンピテンシーが明らかになった。④産業看護職を対象とした地域保健との連携に関する教育プログラム開発・実施の必要性が明確になった。
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