研究概要 |
大学生の薬物使用の実態及び関連する意識や行動を明らかにするために,全国17大学の大学2年生を対象とした質問紙調査を実施した。薬物使用経験のある学生は2.1%,薬物を使っている人について見聞きした経験のある学生は25.7%であり、薬物リスク項目は、薬物使用に関する規範意識,パチンコ・パチスロやクラブ・レイブの経験,性格特性と関連があった.大学における薬物防止対策は, 薬物に既に関係している学生の存在を考慮に入れること,個人のみでなく大学全体の規範意識を高めること,パチンコ・パチスロやクラブ・レイブなどの行動監視をすること,性格特性を考慮することが効果的である可能性が示唆された.
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