• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 実施状況報告書

訪問看護ステーションの管理運営指標の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23593423
研究機関横浜市立大学

研究代表者

叶谷 由佳  横浜市立大学, 医学部, 教授 (80313253)

研究分担者 大竹 まり子  山形大学, 医学部, 助教 (40333984)
森鍵 祐子  山形大学, 医学部, 助教 (20431596)
鈴木 育子  山形大学, 医学部, 准教授 (20261703)
細谷 たき子  山形大学, 医学部, 教授 (80313740)
小林 淳子  山形大学, 医学部, 教授 (30250806)
キーワード訪問看護 / 管理 / 指標
研究概要

訪問看護ステーションの管理運営指標の参考として実際に看護職が起業した訪問看護ステーション5社の管理職である看護職9名と介護事業所9社の管理職である看護職9名に面接調査を行った結果、訪問看護ステーションの3社は複数の看護職で共同起業しており、借入金をせず小規模で自由な展開ができる一方、経営面の苦労をしていたことがわかった。訪問看護ステーション、介護事業所とも親族と起業している者は、多角経営で利用者拡大等の有利な面があるが、土地建物の確保、職員確保、育成の面で苦労していた。看護職の起業者は、医療面の強みを生かし、看護を全面に出した運営をしていたが、経営や制度面の知識不足で苦労していたことがわかった。これらの結果より、訪問看護ステーションの管理運営指標のは、経営面の知識、職員確保、職員育成、制度の知識を網羅した内容とする必要性があると思われた。また、訪問看護ステーション管理運営指標を検討するにあたって、訪問看護の運営に関する文献、看護管理の文献等を参考に訪問看護の管理について定義を明確にし、概念枠組みを検討した。その結果、訪問看護ステーションの管理とは、住み慣れた場所でその人らしく在宅療養が営め、利用者の視点に立った質の高い看護を提供するために、計画し、組織化し、指示し、調整し、統制し、安定した事業運営を行うことと定義した。また、具体的な項目については、日本訪問看護振興財団が作成した訪問看護サービス質評価のためのガイドラインやナースのための管理運営指標MaIn2を踏まえ、財務管理、利用者確保、人材確保に関する内容を追加して、作成中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

主任研究者が異動し、新しい職場で求められる職務等で研究のエフォートをさく時間の減少と主任研究者分担研究者や研究協力者が地理的に離れてしまったため、協働で作業を行える時間が減少したため。

今後の研究の推進方策

研究協力者が特別研究生として大学間協定で、主任研究者の指導を受けることになり、今までは、主任研究者が分担研究者や研究協力者のいる場所へ行っていたが、それ以外に主任研究者のところへ研究協力者へ来る頻度も高くなることから、協働作業を推進していく。1ヶ月に1回のミーティングを行って研究を進めていく予定である。

次年度の研究費の使用計画

文具類が安価に購入でき、平成24年度繰越金が54,939円生じたので、これと当該年度の予算と合わせて調査結果を公表する投稿費や研究発表、また情報収集のために使用する。また、指標案を完成させ、プレテスト、妥当性等の評価を行うために、調査費として使用する。また、主任研究者と分担研究者、研究協力者とミーティングするための交通費としても使用する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 看護職が起業した在宅介護関連事業所の起業形態とその経緯に関する研究2013

    • 著者名/発表者名
      荒井幸子、細谷たき子、大竹まり子、小林淳子、森鍵祐子、叶谷由佳
    • 学会等名
      第18回日本在宅ケア学会学術集会
    • 発表場所
      一ツ橋機縁講堂(東京都)
    • 年月日
      20130315-20130316

URL: 

公開日: 2014-07-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi