研究課題/領域番号 |
23593424
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
佐藤 和佳子 山形大学, 医学部, 教授 (30272074)
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研究分担者 |
堀江 竜弥 山形大学, 医学部, 助教 (70533917)
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キーワード | 排泄ケアマネジメントマニュアル(Ver.2) / 認知症モデル / アクションリサーチ / 排尿自覚刺激行動療法 / 排尿習慣化訓練 |
研究概要 |
平成24年度は、排泄ケアマネジメントマニュアル(Ver.2)のうち、認知症モデルの排泄ケアマネジメントマニュアルの開発に着手した。 方法:アクションリサーチ 山形県健康福祉部長寿社会課の協力により、山形県下の介護保険施設に従事する保健医療福祉職を対象に、認知症ケア、排泄ケアマネジメントの基礎知識・アセスメント方法について開催した。内容は、①認知症の基礎知識とケア技法ついての学習、排泄ケアから見た認知症高齢者の理解、症状との関係について学習会を実施した。 次に、②の認知症高齢者に有効な排尿ケアのアセスメント、行動療法の実際について学習会実施した。③最後に、①・②の知識を踏まえ、③認知症高齢者排泄ケアマネジメント手法の紙上事例検討を実施した。 講義実施回数は3日間、対象者は、看護・介護職、理学療法士、社会福祉士等多職種で構成した。同研修会内容、および紙上事例検討過程における受講生の作業内容を分析し、排泄ケアマネジメントマニュアル(Ver.2)暫定版の作成・開発を実施した。 本マニュアルでは、Ver.1の内容に加え、認知症とケアの基礎知識、認知症と排泄障害、認知症高齢者に多い過活動膀胱のアセスメントとケア、行動療法では排尿習慣化訓練を強化した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
認知症モデルに対応する排泄ケアマネジメントマニュアルの内容のうち、①認知症と排泄障害に関する基礎知識、②新たに設定する排尿習慣化訓練法のプロトコールの吟味、③排泄ケアマネジメントの問題解決手法の開発について、エビデンスに基づき慎重に吟味する必要性から、「排泄ケアマネジメントマニュアルVer.2」試案作成に時間を要している。しかし、平成25年5月末日までに暫定版を作成し、平成25年度に有効性の検討に着手する予定である。
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今後の研究の推進方策 |
排泄ケアマネジメントマニュアル(Ver.2)として、認知症高齢者の排泄ケアマネジメントに関するマニュアル(暫定版)について、研修会を開催し、マニュアルのブラッシュアップを図る。次に、協力に施設に対し、排泄ケアマネジメントマニュアル(Ver.2)(暫定版)による事例検討を実施する。 事例検討による成果を検証、信頼性、妥当性を検討し、排泄ケアマネジメントマニュアル(Ver.2)を作成する。 作成したマニュアルの成果検証を系統的研究手法により実施する。
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次年度の研究費の使用計画 |
次年度は、本年度開発した排泄ケアマネジメントマニュアル(Ver.2)の有効性検証結果を、関係学会等で報告を行い、専門家のレビューを実施する。その後、対照比較化試験を重ね、さらに信頼性妥当性を検証する。したがって、関係学会成果報告旅費および 継続した成果検証研究事業推進費に使用する予定である。
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