• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2013 年度 実施状況報告書

訪問看護における皮膚排泄ケア認定看護師による褥瘡コンサルテーションシステムの拡充

研究課題

研究課題/領域番号 23593452
研究機関群馬県立県民健康科学大学

研究代表者

飯田 苗恵  群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 准教授 (80272269)

研究分担者 鈴木 美雪  群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 講師 (90554402)
福島 昌子  群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 講師 (20352619)
狩野 太郎  群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 准教授 (30312896)
棚橋 さつき  高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 教授 (30406300)
キーワード褥瘡 / 訪問看護 / 皮膚・排泄ケア認定看護師 / 専門性の高い看護師 / 相談
研究概要

投稿していた「訪問看護ステーションにおける皮膚・排泄ケア認定看護師による他事業所への相談活動の実態と課題」が、日本褥瘡学会誌に原著で受理され、掲載予定となった。要旨は以下のとおりである。
目的は、訪問看護ステーションの皮膚・排泄ケア認定看護師が、他の事業所の看護師からの相談に対応している活動の実態を明らかにし、専門性の高い看護師と訪問看護師による同一日訪問について課題を検討することである。方法は、2008年6月~2010年12月の電子媒体記録から、コンサルティの概要、クライアントの概要、褥瘡コンサルテーションの概要を抽出、項目毎に整理し記述統計を行った。コンサルティの所属先は11か所。クライアントは48名、65歳以上が91.0%、仙骨部15.0%、重症褥瘡慢性期60.4%、治癒・改善率は52.0%であった。相談は237回、うち同一日訪問が125回であった。コンサルティの初回相談は、薬剤の選択、局所ケア方法の順で、コンサルタントの提案は、スキンケア方法、除圧・減圧の方法等であった。コンサルティの相談内容とコンサルタントの提案内容の不一致は、褥瘡ケアの継続教育の必要性を示唆しており、同一日訪問は有効である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本研究の目的は、褥瘡を有する療養者に対する地域医療の質保障の仕組みの1つとして、認定看護師が在籍する訪問看護ステーションが、地域の訪問看護ステーションの相談に対応する看護-看護支援型、褥瘡相談システムを情報技術による迅速で標準化した他機関協力システムとして拡充することである。
昨年度後半、研究協力者の認定看護師が体調を不良のため、休職となったが、復職し活動を再開した。同時に、コンサルタントの認定看護師が現在使用しているデータベスの修正、コンサルティの訪問看護師が使用するデータベースおよび訪問看護指示医が使用するデータベースの作成に取り組んだ。したがって、区分のとおりの評価となった。

今後の研究の推進方策

研究者と研究協力者は、相談活動の内容や活動の分析が終了したため、コンサルタントの認定看護師が現在使用しているデータベスの修正に、コンサルティの訪問看護師が使用するデータベースおよび訪問看護指示医が使用するデータベースを構成し、情報共有機能を加え、チーム管理ができるよう整える。
認定看護師が使用しているデータベースの修正は概ね完成したため、コンサルティである訪問看護師および訪問看護指示医の情報共有機能を検討し、プレテスト、実施へと推進する。

次年度の研究費の使用計画

当該研究費が生じた状況は、研究がやや遅れているために、電話回線を使用する通話料を次年度に変更、情報の迅速化のための専門家への謝金が一部残っているためである。
当該研究費と次年度に請求する研究費を合わせた使用計画は以下のとおりである。
物品費:300,000(創傷被覆剤・スキンケア用品、図書、文具)、旅費:30,000(調査研究交通費、成果発表旅費)、人件費・謝金:400,000(専門知識の提供、研究補助)
その他:200,000(通信料、文献複写、会議費)

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] 在宅褥瘡ケアにおける連携-その実際と効果-

    • 著者名/発表者名
      岡部美保
    • 学会等名
      第15回日本褥瘡学会学術集会
    • 発表場所
      大阪
    • 招待講演

URL: 

公開日: 2015-05-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi