研究課題/領域番号 |
23593459
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研究機関 | 滋賀県立大学 |
研究代表者 |
甘佐 京子 滋賀県立大学, 公私立大学の部局等, 教授 (70331650)
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研究分担者 |
長江 美代子 日本福祉大学, 付置研究所, 研究員 (40418869)
土田 幸子 三重大学, 医学部, 助教 (90362342)
山下 真裕子 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 講師 (40574611)
牧野 耕次 滋賀県立大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (00342139)
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キーワード | レジリエンス / メンタルヘルス / 思春期 / 学校保健 |
研究概要 |
本研究は思春期初期の児童生徒を対象にしたメンタルヘルス・セルフマネージメント能力の開発プログラムの作成を目標としており、具体的には以下の3点である。 1)国内における、小学校・中学校におけるメンタルヘルス教育の現状を把握 2)海外で施行されている、メンタルヘルス教育を基に、国内の現状に応じたメンタルヘルス・セルフマネジメント能力の開発を目的といた長期的メンタルヘルス教育プログラムの内容・教材の作成 3)プログラム(試案)の暫定的実施及び評価 昨年度、オーストラリアで実施されている、教員向けのメンタルヘルス教育研修のMindMatterの中の、School Matterに参加し、生徒への教授内容や方法についての研修を受けた。その研修で得た、情報を基に、まず、教職員に向けての、研修内容についての検討を行った。特に、生徒のレジリエンスを伸ばすために、どのような関わりや環境調整が重要かというところに焦点をおいて検討した。また、生徒に向けては、ストレス状況についての理解、またそこから立ち直る力(レジリエンス)をどう高めていけばよいのかというところに焦点を当て、内容を検討した。それぞれの、研修内容は、パワーポイント等のプレゼンテーションソフトを用いて、わかりやすい資料を作成し、配布できるように準備した。数名の大学生を対象にプレ講義を終え、この秋に、A中学校において、生徒および教職員・保護者を対象に講義を行い、さらに検討を加えていく予定である。
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