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2012 年度 実施状況報告書

「安心」の尺度開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23593480
研究機関日本赤十字豊田看護大学

研究代表者

岩瀬 貴子  日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 准教授 (80405539)

研究分担者 野嶋 佐由美  高知県立大学, 看護学部, 教授 (00172792)
キーワード安心 / 看護学 / メンタルヘルス / 尺度開発
研究概要

本研究の目的は、安心の概念と、その概念の構造を明らかにし、安心の尺度を開発することである。本年度の実施計画は、予備調査を実施し、予備調査結果の項目分析を行い、質問項目の洗練化を行うこと、本調査を実施し、結果を分析する。また、内的整合性の検討、構成概念妥当性の検討、基準関連妥当性の検討を行うことであった。
予備調査は、前年度作成した質問項目に対し、大学生50名、一般社会人50名を対象に実施した。その結果、疑問や受容性の低さなど内容妥当性について、不適切な項目があり、表現の修正を行った。また、項目内容をI-T相関や、クロンバックα係数などを算出し、統計学的に検討を行い、影響の低い項目を削除した。また、尺度開発や、心理学、看護研究の研究者にそれぞれの専門家の視点で内容妥当性を検討していただいた。これら修正を行い、質問紙の洗練化を行った。
本テストは、本年度は、一般社会人を対象に質問紙を配布し、郵送法で回収を終えた。(大学生への配布は、次年度も継続して配布予定である。)これまで、洗練化を繰り返し行っていた、尺度の項目について、確証的因子分析を行った結果、因子分析(主因子法 バリマックス回転)の結果よりも、モデル適合度が良い結果となった。また、併存妥当性で使用した尺度との相関係数も、.50以上の相関がみられ、尺度の妥当性も検証された。次年度は、大学生を対象としたデータを解析し、大学生・社会人を統合した尺度の検討を行う予定である。これらの調査は、倫理委員会の承諾を受け実施を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

一般社会人への質問紙の配布は12月に行い、回収は2月には終了したが、同時に大学生を対象に質問紙の配布を準備していたが、配布時期が、1月以降となり、講義等の都合で、学生が不在となる時期でもあり、配布時期に該当しなかった。そのため、25年度では早々に配布を行い、回収を行う予定である。

今後の研究の推進方策

平成25年度は、大学生を対象に質問紙の配布を終了し、尺度の信頼性・妥当性を検討する。また、平成24年度で回収を終えた一般社会人の結果との比較と、統合の検討を行う予定である。これらの結果を踏まえて、概念モデルを作成し、先行要件などとの関連性を検討する。

次年度の研究費の使用計画

郵送法による調査用紙の回収費、共同研究者と内容妥当性・分析の方向性、データの分析の考察について検討を重ねる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Concept Analisis of An-shin(Reassurance in Japanese)2013

    • 著者名/発表者名
      Takako Iwase, Sayumi Nojima
    • 学会等名
      The 16th East Asian Forum of Nursing Scholars.
    • 発表場所
      Bangkok, Thailand
    • 年月日
      20130221-20130222

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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