研究課題/領域番号 |
23593491
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研究機関 | 日本赤十字九州国際看護大学 |
研究代表者 |
姫野 稔子 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 教授 (50364188)
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研究分担者 |
小野 ミツ 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60315182)
稲留 由紀子 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 助教 (20441876)
孫田 千恵 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (80389501)
原田 紀美枝 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 助教 (90730789)
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キーワード | フットケアの効果 / 指導的介入 / 指導内容 / 逐語録の作成 / 成果発表 |
研究概要 |
平成20年度~22年度の科学研究助成金(挑戦萌芽研究)を充てて研究者自身が実施した介入指導の内容を分析し、フットケアプログラムの開発を行った。今後は高齢者のフットケア指導の担い手育成のための実現可能なプログラムとなるよう検証を行う必要が出てきたため、本研究では、フットケアプログラムの検証と提唱を視座に据えて開始した。平成24年度にフットケアプログラムに基づき、高齢者施設のスタッフにフットケアに関する教育及び研修を3回実施した。そして、研修を修了したスタッフがそれぞれの施設において、研究者の監修の下で、施設を利用する高齢者を対象にフットケアの指導的介入を実施してもらった。そのフットケア介入の場面においてスタッフと高齢者がどのようなやり取りを行っているのかを分析し、フットケアプログラムの修正を行う必要がある。そのため、平成25年度は、介入場面の分析をする準備を進めた。フットケア介入は3施設で週1度、6週間行い、その介入場面の録音時間は745分にも上った。これらの録音内容を逐語録に起こし、現在は逐語録の整理を行っている。これが今年度の主な実績である。今後は、逐語録の体裁を整えて、中間報告書を作成する予定である。平成26年度は逐語録の分析を行い、フットケアプログラムの修正および完成を目指す。平成24年度および25年度の研究成果として、フットケアによる効果を検証するために実施した足部の形態・機能の変化を分析し、日本看護科学学会にて2つの演題を発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
H25年度はプログラムの修正を目指していたが、録音時間が745分と膨大なデータであったため、逐語録の作成にのみ時間を使うこととなった。
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今後の研究の推進方策 |
分析を早急に行い、プログラムの修正まで進める必要がある。H26年度は、DVDを作成する予定となっているため、作成を夏季休暇中もしくは冬期休暇中がデッドラインだと思われる。チームで効率的に分析を進めていく予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
H25年度は、逐語録の作成に明け暮れため、共同研究者との会議等を持つ時間がなく、割り当てていた会議費および交通費を使用することがなかったため H26年度はプログラムの修正やDVD作成など、かなりアクティブに研究を進捗させる年度となるので、その際の交通費および会議費等で使用する。
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