研究課題/領域番号 |
23600012
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
量子ビーム科学
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研究機関 | 独立行政法人日本原子力研究開発機構 |
研究代表者 |
河村 聖子 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 J-PARCセンター, 副主任研究員 (70360518)
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連携研究者 |
加藤 礼三 独立行政法人理化学研究所, 加藤分子物性研究室, 主任研究員 (80169531)
谷口 弘三 埼玉大学, 理工学研究科, 准教授 (50323374)
佐藤 一彦 埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (60225927)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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キーワード | 分子性導体 / 中性子非弾性散乱 |
研究成果の概要 |
本研究では、J-PARCの大強度パルス中性子施設のチョッパー分光器を用いた、分子性導体のダイナミクス研究への中性子非弾性散乱の適用を目指してきた。 分子性導体のひとつであるβ'-(BEDT-TTF)2ICl2に対して中性子非弾性散乱測定を行い、フォノンスペクトルの全体像の観測に成功した。また、低エネルギーの光学フォノンモードが電荷・スピンの自由度と強く結合したモードであることを明らかにした。さらにこの物質に対し、磁気励起の観測にも挑戦したが、分子性導体ではスピンが分子上に広く分布しているため、シグナル強度が急激に減少してしまい、観測成功には至らなかった。
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自由記述の分野 |
物性物理学
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