研究課題/領域番号 |
23601015
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
上土井 貴子 熊本大学, 医学部附属病院, 助教 (90363522)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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キーワード | 小児 / 疲労 |
研究概要 |
研究計画・方法本研究は学童期の疲労にかかわる物理・心理・社会的環境の検討・解明を目標としておりそのためまず学童期の子供の疲労に対しての評価方法としての信頼性・妥当性を検討し評価可能な年齢を特定しその年齢に相当する学年を対象として2年間のコホート研究を施行し疲労形成要因分類をおこなう。また、疲労形成モデルとして年齢を合わせた小児型慢性疲労症候群患者を2年間追跡調査し予後不良群と予後良好群とを比較検討することにより疲労症状が軽減していくための要因分類をおこなう。以上のことを明らかにさせ1.疲労形成要因分類 2.疲労に対する予防メンタルヘルスケア構築 3.新たな学童期の疲労に対する提案 4.小児慢性疲労症候群に対する治療開発への提案をまとめていく予定である.【平成23年度】初年度は熊本大学医学部附属病院発達小児科を「疲労」を主訴に外来受診した患者に対した現在国内外で広く一疲労の評価として使用されているChalder fatigue Scoreによる疲労評価を行った。同時に年齢をマッチングさせた小児慢性疲労症候群の患者に対して追跡調査を2年間行うため、今年度、1回目調査(初診時)1.生活実態調査、2.睡眠・覚醒リズム調査、3.疲労度調査、4.身体症状調査、5.うつ調査、6.不安調査、7.知能検査をおこなった。さらに年齢をマッチングさせた健常小学生に対して1.生活実態調査、2.睡眠・覚醒リズム調査、3.疲労度調査、4.知能検査をおこなっている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
健常児と患者との疲労調査実施を並行して行う予定ではあったが、健常児を公募する小学校との協議が遅れてしまい実施時期が遅れてしまった。
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今後の研究の推進方策 |
今年度はH23年度で開始した熊本大学医学部附属病院発達小児科を「疲労」を主訴に外来受診した患者に1回目調査(初診時)1.生活実態調査、2.睡眠・覚醒リズム調査、3.疲労度調査、4.身体症状調査、5.うつ調査、6.不安調査、7.知能検査をおこなった。第1回目の継続フォローを行う。同時に年齢をマッチングさせた小児慢性疲労症候群の患者に対して追跡調査を2年間行うため、今年度、さらに年齢をマッチングさせた健常小学生に対して1.生活実態調査、2.睡眠・覚醒リズム調査、3.疲労度調査、4.知能検査をおこなっう予定。
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次年度の研究費の使用計画 |
研究支援者を雇用し現在の集積したデーター管理や健常児コントロールのコーディネートを行ってもらう。そのため人件費を使用予定。また、研究協力者に対しての謝礼金、心理士に対しての謝礼金を使用する予定
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