押しボタンスイッチ操作時の操作感に着目し,スイッチ操作時の物理パラメータと操作感の対応関係を解明するためのフィーリングテスタの開発を試みた。具体的には,ボタン操作時の荷重と時間の変化を測定する装置を開発し,荷重-時間曲線を測定した。同時に,従来の試験方法で得られる物理パラメータを収集し,得られたすべてのデータと操作感の対応関係を検討した。これにより,押しボタンスイッチの操作感には,荷重やストロークだけでなく,操作時間も大きな影響を及ぼしていることを明らかなり,開発したフィーリングテスタの妥当性と有用性を確認することができた。
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