研究課題/領域番号 |
23611016
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
山岡 俊樹 和歌山大学, システム工学部, 教授 (10311789)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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キーワード | メンタルモデル構築度 |
研究概要 |
初年度研究は,(1)平成23年度の研究計画:<メンタルモデルの骨組みの解明>であり,1)実験1(メンタルモデル構成要素の精緻化),2)実験2(メンタルモデルの構築しやすさの追究),3)実験3(構築プロセスの特性の明確化)を計画した.実験1と実験3に関して,原案を構築し,ユーザインタフェース作成の現場で働いているデザイナー,ユーザビリティエンジニア,約20名ほどにアンケートを実施した.そこで,現場でのメンタルモデル構築に関する状況把握と原案との差分を認識し,今後の研究に反映させることができた.このアンケートは24年度に実施予定であったが,前倒しで実施した.具体的には,アンケートによるメンタルモデル構築度を求めるよりも,構築されているメンタルモデルの内容を把握し,そこからメンタルモデル構築度を推定する方法のほうが現場で役立つことが分かった.翌年度からこの方針で進めることにしたい.実験2では,メンタルモデルを構成するStructural modelとFunctional modelの2側面のウエイト付けにより変わるメンタルモデルの特性を調べた.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
メンタルモデル研究は単に学術的に研究すれば事足りる研究ではなく,ユーザインタフェース設計において,一番重要な要素であるので,現場での意見(デザイナー,ユーザビリティエンジニア)を採取し,研究を行う上での参考データとした.この結果,研究の方向に影響を与える重要な示唆を得ることができ,翌年度の本格的実験に備えることができた.
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今後の研究の推進方策 |
昨年度で研究のベクトルを確認できたので,今後はこの方針に基づいてメンタルモデル構築度推定方法とメンタルモデル構築方法を構築するための,実験を行いたい.実験結果をまとめて,再度産業界の意見を聞き,ガイドライン化に向けて推進を行いたい.
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次年度の研究費の使用計画 |
研究費の使用計画は以下の通り.(1)実験協力者30名程度に対し,メンタルモデル構築度合の実験を行う. 全予算の半分程度を考えている.(2)実験成果をまとめて,デザイナー,ユーザビリティエンジニアに再度アンケートを取り,研究成果の妥当性を検証してゆく. 全予算の半分程度を考えている.
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