編集可能な流体造形モデルの研究

2013 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 23611021
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: デザイン学
• 研究機関: 九州大学
• 研究代表者: 鶴野 玲治 九州大学, 芸術工学研究科(研究院), 准教授 (10197775)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• キーワード: コンピュータグラフィックス / 流体造形 / 流体コントロール

研究概要

水をパーティクルとして離散化する際、密度を可変(アダプティブ)にすることで再現性と計算効率の両方の問題の解決を行った。さらに、流体を正確にシミュレートするだけでなく、インタラクティブに目標形状を与えて意図的にコントロールする手法を開発した。水をパーティクルで離散化した後、ターゲット形状を与える。この形状のポリゴンモデルとユーザが指定した対象領域からコントロールパーティクルを動的に生成し、Shape Matching 法によってattraction forceとvelocity forceの二種類で制御する。流体の動きと形状はNavier-Stokes方程式と制御粒子の両者によって決定させた。

研究成果

• [雑誌論文] Interactive Shape Control for Fluid Animation (2013)
  • 著者名/発表者名: Jun Yoshino, Reiji Tsuruno
  • 雑誌名: Nicograph International 2013 ページ: 108-114
  • 査読あり
• [雑誌論文] Preserving Fluid Sheets with Adaptively Sampled Anisotropic Particles (2012)
  • 著者名/発表者名: Ryoichi Ando, Nils Thurey, Reiji Tsuruno
  • 雑誌名: IEEE Transactions on Visualization and Computer Graphics 巻: 18,8 ページ: 1202-1214
  • 査読あり
• [雑誌論文] A Particle-based Method for Preserving Fluid Sheets (2011)
  • 著者名/発表者名: Ryoichi Ando, Reiji Tsuruno
  • 雑誌名: SCA '11 Proceedings of the 2011 ACM SIGGRAPH/Eurographics Symposium on Computer Animation , ACM New York, NY, USA ©2011
• [学会発表] Interactive Shape Control for Fluid Animation (2013)
  • 著者名/発表者名: Jun Yoshino, Reiji Tsuruno
  • 学会等名: Nicograph International 2013
  • 発表場所: 福岡
  • 年月日: 2013-06-03
• [学会発表] 流体形状のインタラクティブなコントロール (2013)
  • 著者名/発表者名: 吉野潤,鶴野玲治
  • 学会等名: 映像表現・芸術科学フォーラム,画像電子学会研究会予稿
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2013-03-15
• [学会発表] 外形制御による魚群アニメーションの生成 (2013)
  • 著者名/発表者名: 勇太智,鶴野玲治
  • 学会等名: 映像表現・芸術科学フォーラム,画像電子学会研究委予稿
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2013-03-15
• [学会発表] インタラクティブな波モデルの合成による水面写真の動画化 (2011)
  • 著者名/発表者名: 冨田康之,鶴野玲治
  • 学会等名: NICOGRAPH(芸術科学会)
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2011-09-05