研究課題
本年度の実施計画は,昨年提案された「TTS手法」を用いてデザインワークショップによるその有効性を明らかにすることと,その「TTS手法」をよりより活動できるように,電子化デザイン支援システムの一環として,ユーザの概念モデルの可視化ツールである電子アプリケーションを提案することであった.研究実績として,電子可視化ツール「Category Camera」を提案することにより,より積極的かつ効率的に複数視点からの多様な情報を用いてユーザの概念モデルを分析することができるようになった.この「TTS手法」と「Category Camera」の電子アプリケーションを用いて国際デザインデザインワークショップを開催し,その有効性と可能性,そしてその改善の方向性を明らかにすることができ,より多くの創造プロセスへの活用の可能性が検討だれた.また,グループワークにおけるチームワークを向上を目的としたコミュニケーションの枠組みであるRSNSの概念を提案し,それに基づくソーシャルゲームシステムを構築した.これまでの3年間の成果をまとめて,拡張ADTモデル概念を導入したデザイン支援システムの全プロセスを可視化することができ,よりユーザの「楽しさ」や「嬉しさ」といった内省的な作用を重視した製品のデザイン支援システムを可視化することができた.
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Journal of Integrated Design Research (Korea)
巻: Vol.13 No.1 ページ: 107-116