研究課題
本研究では、これまでの研究を基にデジタルサイネージとしての視触覚ディスプレイの技術の最適化とデザインおよび人間工学的な検証を促進させるために下記のような研究内容を計画し実施した。25年度は、最終年度として23年度と24年度の成果を元に計画に基づき引き続き次の研究をおこなった。①ハードウエアの最適化、ユニット化への技術開発で開発した 9インチユニット型視触覚ディスプレイを使用したデザインの検討②の提示画像の書き換え可能なソフトとして、ディスディスプレイ上の画像をキャプチャできるソフトウエアの開発をおこなった。ディスプレイにあったコンテンツのソフトウエア開発とコンテンツ作成を行い、表示コンテンツとして、温度絵本のコンテンツの制作をした。また、遠隔地からの操作が容易なソフトウエア開発としてiPhoneを使用したソフトウエア開発をおこなった。③人間工学的データの検証として、iPhoneを使用したソフトウエア開発実験については、ヒアリングなどの検証をおこなった。④子供や障害者に対して触覚に関する検証として、国立特別支援教育総合研究所の常設展示を行い来館者にヒアリングをした。また、一般公開の展示として、首都大学東京地下スタジオにおいてオープン公開や2013年3月のテレビ取材など広く研究成果の公表に努めた。各技術的基盤の実験を進めることを通じて情報工学と表現の基礎的な研究を行い、若い研究者の育成にも貢献した。デジタルサイネージとしての視触覚ディスプレイの研究を取り巻く関係研究成果としてACM.SIGGRAPH2013 ,ACE2013など4件の国際会議発表,2件の原著論文、11件の国内会議発表,著書1件などを行った。また、本研究成果で次年度発表のACM.SIGGRAPH2014の採択など当初の計画通り以上の研究の実績を上げた。今後更にデジタルサイネージとしての視触覚ディスプレイが社会の中で貢献できる研究に努めたいと考える。
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Art paper journal of Asia Digital Art and Design Association
巻: Vol.17, No.1 ページ: pp.26--35
情報処理学会論文誌
巻: Vol.54, No.4 ページ: pp.1327--1337
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