研究課題
GUI設計手法を構築した。最初に「収集したGUIデザインパターン」と「構造化デザインコンセプト」との対応付けと、GUIデザインパターンの再分類を行った。構造化デザインコンセプトとの対応付けは、作成した18種類の中位コンセプト項目との対応づけを行った。GUIデザインパターンの分類方法として、昨年度までに「デザイン」「機能」、「画面サイズ」「入力デバイス」の観点から分類した。今年度は、GUIデザインパターンに優先順位をつけ、設計時に活用する方法について検討した。学会等でヒアリングを行い、GUIデザインパターンを「操作構造」「UIガイドライン」「デザインガイドライン」「画面構成」「情報提示」「操作機能」「GUIパーツ」の7種類に分類した。さらに、7種類に分類したGUIデザインパターンを下記の4階層に構造化した。第1階層から順に選択していく方法である。・第1階層:操作構造(GUI画面の構造に関する事例)・第2階層:UIガイドライン(操作の流れに関する考え方)、デザインガイドライン(表現方法に関する考え方)・第3階層:画面構成(レイアウトに関する項目)、情報提示(情報の表示方法に関する事項)、操作機能(操作方法に関する項目)・第4階層:GUIパーツ(操作ボタン、表示ボタン等のパーツ)上記の分類をもとに、GUI設計手法を構築した。構築したGUI設計手法は、最初に(1)システムの概要を決め、それに従い(2)システムの詳細を決定し(3)可視化(4)評価を行う方法である。GUIデザインパターンは「(4)可視化」プロセスで活用する。この設計手法について共著で書籍を執筆した(デザイナー、エンジニアのためのUX・画面インターフェースデザイン入門、日刊工業新聞社発行)。
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15th International Conference of HCI International 2013 Proceedings
巻: Human-Computer Interaction ページ: 361-370
10.1007/978-3-642-39232-0_40