次年度の研究費の使用計画 |
平成23年度の初頭には、東日本大震災による国内ツーリズムマーケットの混乱を受け、調査対象企業から調査実施の延長が相次ぎました。これを受け、当初は平成23年度に予定していた従業員向けの予備調査の実施は不可能と思っていたところ、平成24年初頭に、1社より予備調査受諾の連絡が入り、急遽実施することになりました。同時に、東日本大震災により平成23年度の科研費の繰り越し使用が可能になったため、予備調査は同繰り越し予算(\400,000)で実施しました(使途の変更は繰り越し申請時などを通じ申請済みです)。したがって、平成23年度は、予備調査延長に関する調整のための、いずれも計画額を超えない国内旅費(\212,160)と、その他と物品購入費(\21,300+\2,100=\22,400)、合計\235,560の支出に留まりました。 平成24年度は平成23年度に予定していたこの、2~3回の予備調査と、それを踏まえた本調査の実施を予定しています。調査は、平成23年度の委託費(\600,000)と平成24年度の委託費(\600,000)、合計\1,200,000を基本に行います。調査の集中により、打ち合わせ回数の増加が予定されるため、それは平成23年度の国内外旅費残額(約\260,000)と、平成24年度の所定の国内旅費(\280,000)、合計約\540,000を充てます。さらに、会議室使用料など同出張時の諸経費も、平成23年度の残額(約\80,000)に、平成24年度の所定\110,000、合計\190,000をもって充てます。外国旅行は、所定の国際学会参加費と、追加として可能であれば、夏期(予定)のWTO(世界観光機関)を加えたいと思います。これは、他国における類似研究や、ツーリズム関連の労働統計の収集と、同機関の研究者との意見交換のための訪問です。
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