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2011 年度 実施状況報告書

大腸癌におけるHOPXの治療標的の可能性

研究課題

研究課題/領域番号 23616005
研究機関北里大学

研究代表者

大木 暁  北里大学, 医学部, 助教 (50348546)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワード癌
研究概要

大腸癌における HOPX の治療標的の可能性につき検討をすすめている。HOPX 遺伝子発現株を DLD1, HCT116を用いて作成し下流の変化を検索している。HOPX により誘導された変化として capase-3, PTEN, TRAIL などのアポトーシス関連遺伝子の変化に特に注目している。とくに caspase-3 に関しては mRNA レベルでも発現が亢進しており、活性化を測定しても (transient, stableともに)亢進している。以上の所見に一致して HOPX 亢進を認める細胞ではアポトーシスが起こりやすい状況にあることが明らかになっている。また、今回 nude mouce に移植した HOPX 発現癌細胞は TUNEL 法によっても著しくアポトーシスが亢進しており腫瘍縮小効果が確認された。HOPX では以上の変化に加えて PTEN の誘導など化学療法の感受性に関わる遺伝子の発現亢進も見られることから、補助療法感受性に関わっているのではないかということに注目し現在、直腸癌術前治療症例の生検材料を収集している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

直腸癌術前治療症例の生検材料収集に時間を要しているため。

今後の研究の推進方策

HOPX では PTEN の誘導など化学療法の感受性に関わる遺伝子の発現亢進も見られることから、補助療法感受性に関わっているのではないかということに注目し、直腸癌術前治療症例の生検材料収集を進めていく。

次年度の研究費の使用計画

主として試薬およびDNA/RNA抽出費用等の消耗品費に使用する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 大腸癌における癌抑制遺伝子 HOPXの同定と AP-1 (c-Fos/c-Jun) 経路のクロスリンクと細胞死2012

    • 著者名/発表者名
      大木暁ら
    • 学会等名
      第112回日本外科学会総会
    • 発表場所
      幕張(千葉 )
    • 年月日
      2012年4月14日

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公開日: 2013-07-10  

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