研究課題/領域番号 |
23617038
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研究機関 | 独立行政法人国立健康・栄養研究所 |
研究代表者 |
山内 淳 独立行政法人国立健康・栄養研究所, 食品保健機能研究部 食品栄養・表示研究室, 室長 (80312297)
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キーワード | インスリン抵抗性 / ビタミンA / RBP4 / 糖尿病 |
研究概要 |
PSMB1のGLUT4ノックダウン依存的な核移行のメカニズム プロテオソームサブユニットはリン酸化を介して核膜孔と相互作用し、核内移行が制御されていることが知られている。PSMB1分子内には複数のリン酸化コンセンサスアミノ酸配列が存在することから、野生型GFP-PSMB1発現ベクターおよび変異体発現ベクターを細胞内に導入し、細胞内局在性を観察する系を確立する。これを用いて細胞内局在性とインスリン抵抗性との関連を解析する。 GLUT4ノックダウン3T3-L1細胞の解析 脂肪細胞特異的GLUT4欠損マウスの細胞モデル系として作成したGLUT4ノックダウン3T3-L1細胞はインスリン抵抗性の発症メカニズムを明らかにする上で優れた細胞株であると考える。そこで、マイクロアレイ等を用いて遺伝子発現様式を網羅的に解析する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
PSMB1の細胞内局在性 前年度作成した野生型PSMB1-GFP発現ベクターおよび編型PSMB1(Y149F)-GFP発現ベクターを細胞内に導入し、GFP蛍光を指標にした細胞内局在性を調べるシステムを確率した。特に微分干渉顕微鏡を導入し、局在性の指標とした。 GLUT4ノックダウン3T3-L1細胞の解析 GLUT4ノックダウン3T3-L1細胞を用いたマイクロアレイ解析を開始した。
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今後の研究の推進方策 |
PSMB1の細胞内局在性;計画通り実施し、研究期間内に論文として報告する予定である。 GLUT4ノックダウン3T3-L1細胞の解析;計画通り実施する。 RBP4の新規アディポカインとしての役割をリコンビナントRBPを用いて解析する。
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次年度の研究費の使用計画 |
直接経費計80万円 物品費50万円、旅費10万円、人件費10万円、その他(論文作成費等10万円) 間接経費24万円
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