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2012 年度 実績報告書

オープンソースソフトウェアの氏・素性分析システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23650015
研究機関大阪大学

研究代表者

井上 克郎  大阪大学, 情報科学研究科, 教授 (20168438)

研究分担者 松下 誠  大阪大学, 情報科学研究科, 准教授 (60304028)
石尾 隆  大阪大学, 情報科学研究科, 助教 (60452413)
キーワードコードクローン / オープンソースソフトウェア / 氏・素性
研究概要

本年は、これまで行った研究の成果について、ソフトウェア工学の分野では権威ある国際会議であるInternational Conference on Software Engineering 2011において、国内外の研究者に対しその成果を公表した。以下、今回行った発表の概要について述べる。
大規模なソフトウェア群中にはソースコードの等しいファイル、ファイルクローンが大量に存在する。これらの多くは、既存ソースコードからファイル単位で流用といったことが行われた結果であると考えられる。従って、発注先から納品されたソフトウェア製品や、新たに導入しようとしているオープンソースソフトウェアのシステム群に含まれるファイルクローンについて調べることは、システムの整理及び再構築の際やシステム群の全体像を把握するときなどに有用となる。しかし、既存のコードクローン検出手法はソースコードのミクロな部分に着目してクローンを検出するため、ファイル単位で流用するソースコードを検出するにはコストが高すぎて、大規模なソースコードを対象として検出を行うことは困難であった。そこで本研究では、大量のソースコードから高速にファイルクローンを検出できるツールFCFinderを開発し、大規模なソフトウェアであり既存研究で多くのファイルクローンの存在が予測されている、FreeBSD Ports Collectionに適用した。結果として、既存コードクローン検出ツールより高速にファイルクローンを検出できることを確認し、かつ、portsの約68%のファイルがファイルクローンとなっていることを明らかにした。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Where Does This Code Come from and Where Does It Go? - Integrated Code History Tracker for Open Source Systems -2012

    • 著者名/発表者名
      Katsuro Inoue
    • 学会等名
      34th International Conference on Software Engineering
    • 発表場所
      Zurich, Switzerland
    • 年月日
      20120606-20120608

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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