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2011 年度 実施状況報告書

リコンフィギャラブルシステム向けプログラミングモデルに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23650018
研究機関熊本大学

研究代表者

飯田 全広  熊本大学, 自然科学研究科, 准教授 (70363512)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワードリコンフィギャラブルシステム / プログラミングモデル / 並列計算モデル / ハードウェア記述言語 / FPGA / GPGPU
研究概要

リコンフィギャラブルシステム向けプログラミングモデルに関する研究に関し,本年度の研究成果は,以下の通りである.1.並列モデルの調査・検討 並列処理のモデルを考える場合,これまでの手法,特にソフトウェアによるものハードウェアによるものの両方について精査し,それらを統一的に扱うモデルを構築する必要がある.本年度は,既存のソフトウェア言語およびハードウェア記述言語の調査を行い,並列処理の記述能力をテストした.その結果,並列処理およびハードウェ/ソフトウェア実装の両方を考慮した場合,オブジェクトを処理単位としたモデルで検討を進めることになった.ただし,オブジェクト指向のうち,クラスベースのモデル化ではハードウェアとの親和性がわるいため,プロトタイプベースのオブジェクト指向モデルを基本として,来年度以降検討をする.2.プログラミングモデル(並列計算モデル)とプログラミング言語のプロトタイプ実装 本研究課題については1.の検討結果から現在実装中であり,まだ成果としては報告していない.今後,ユーザビリティを考慮した開発環境の構築を含めて開発・研究を進めていく.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本研究課題は,主要3項目(既存の並列モデルの精査と問題点の抽出,プログラミングモデル(並列計算モデル)とプログラミング言語のプロトタイプ実装,ユーザビリティを考慮した開発環境の構築)と,それに続くアプリケーション作成および評価の実証実験,プログラミングモデルおよびプログラミング言語のリファインというプロセスで研究を進める計画である.しかし,本年度は主要3項目のうち,最初の1項目しか実施できていない.また,具体的な研究成果(学会発表,論文誌投稿等)には至っていないことから,研究進捗としてはやや遅れていると言わざるを得ない.

今後の研究の推進方策

来年度は,今年度の研究の積み残しであるプログラミング言語のプロトタイプ実装,およびユーザビリティを考慮した開発環境の構築を早急に進め,研究進捗のキャッチアップに努める.

次年度の研究費の使用計画

当初の研究計画通りに実施する.平成24年度は,ライブラリの評価,シミュレーション等が研究作業として増加することを鑑みて,高性能デスクトップPC を計上する.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Parallelization of the channel width search for FPGA routing2011

    • 著者名/発表者名
      H.Sawada, M.Kuga, M.Amagasaki, M.Iida and T.Sueyoshi
    • 学会等名
      Second International Workshop on Highly-Efficient Accelerators and Reconfigurable Technologies (HEART2011)
    • 発表場所
      London, UK
    • 年月日
      2011 – 63

URL: 

公開日: 2013-07-10  

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