木構造データに対する処理の主な形態として,木構造内の枝をたどって節から節へと移動するナビゲーションを行いながら処理を行う形態,木構造内の節を前置順などの特定の順序で走査しながら処理を行う形態,パス式などによるパターンマッチを用いて特定の箇所を抽出して処理を行う形態の三つがある.本研究では,これらの異なる形態が混在するような処理を効率的に実行する手法を開発した. より具体的には,ナビゲーション処理と検索処理の効率的な処理を同時に実現するような木構造データのディスクへの格納方式や,ナビゲーション処理と走査処理が混在する処理列を,処理の順序を入れ替えることで効率良く実現する手法などを開発した.
|