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2012 年度 実績報告書

人間・動物・ロボットテクノロジの融合による新しい3次元地図構築手法の提案

研究課題

研究課題/領域番号 23650079
研究機関東北大学

研究代表者

大野 和則  東北大学, 未来科学技術共同研究センター, 准教授 (70379486)

キーワードセンサ融合・統合 / レスキューロボット / 位置推定 / 地図構築 / 犬
研究概要

本申請では、2年間の研究期間を通して、1.犬に装着する計測装置の整備、2.モーションキャプチャを用いた歩行中の犬の動作と軌跡を計測、3.歩行の知見に基づく移動中の犬の軌跡と姿勢を推定する方法の開発、4.位置推定手法の有効性を示す地図構築のアプリケーションの、合計4項目の開発を行った。平成24年度は、この4つの項目のなかで、3.歩行の知見に基づく移動中の犬の軌跡と姿勢を推定する方法の開発、4.位置推定手法の有効性を示す地図構築のアプリケーションの開発を行った。この結果、犬に搭載した慣性センサとGPSのデータを融合することで、歩行中の犬の移動軌跡と姿勢を推定し、3次元地図を構築出来ることを確認した。
それぞれの成果の詳細は次の通りである。3.の方式については、計測した犬の動作データを解析し、歩行、走行時に、犬の足の着地や蹴り出しの瞬間に、犬の体の進む速度ベクトルの向きと、犬の姿勢が一致する瞬間があることを突き止めた。この情報を利用して、歩行中の移動速度を加速度の積分で推定し、速度センサ(GPSなど)から得た対地速度と脚の設置時の姿勢を用いて推定した速度で修正する方法を新たに提案した。これまでの拡張カルマンフィルタを用いた犬の位置・姿勢推定に、本申請で提案する修正手法を組み込み、歩行時の計測データを用いて提案手法の有効性を確認した。また、4.の地図構築については,推定した犬の位置・姿勢とレーザのデータを統合して3次元地図を作成した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2013 2012

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] 災害救助犬が長時間装着可能な探査記録装置の開発2013

    • 著者名/発表者名
      坂口尚己、大野和則、永谷直久、竹内栄二朗、田所諭
    • 学会等名
      ロボティクス・メカトロニクス講演会2013
    • 発表場所
      茨城県つくば市
    • 年月日
      20130522-20130525
  • [学会発表] 犬の歩容の特徴に着目した位置・姿勢推定2012

    • 著者名/発表者名
      坂口尚己、大野和則、竹内栄二朗、田所諭
    • 学会等名
      第13回 公益社団法人 計測自動制御学会 システムインテグレーション部門 講演会
    • 発表場所
      福岡県博多
    • 年月日
      20121218-20121220
  • [学会発表] 災害救助犬の位置推定のための速度推定手法に関する考察2012

    • 著者名/発表者名
      坂口尚己、大野和則、竹内栄二朗、田所諭
    • 学会等名
      日本ロボット学会第30回記念学術講演会
    • 発表場所
      北海道札幌
    • 年月日
      20120917-20120920
  • [学会発表] 災害救助犬の動作計測2012

    • 著者名/発表者名
      坂口尚己、大野和則、竹内栄二朗、田所諭
    • 学会等名
      ロボティクス・メカトロニクス講演会2012
    • 発表場所
      静岡県浜松
    • 年月日
      20120528-20120529

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公開日: 2014-07-24  

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