研究課題
この研究プロジェクトは、筋電義手を装着して、訓練を通じて操作することに習熟し、動作の巧緻性を獲得する学習過程を対象として、心理学実験と生理学実験を遂行することである。可能な実験技法には、1) プリシェイピングや感覚統合を用いた心理学実験、2) 眼球運動計測、3) 誘発電位、4) 近赤外光分光解析(NIRS)、5) 経頭蓋磁気刺激(TMS)、6) 機能的MRI 実験(fMRI)が考えられる。そのためまず、筋電義手の装着者に対して有効な実験技法を特定するための調査を行った。
2: おおむね順調に進展している
平成24年度(2012年4月~2013年3月)に査読付き論文5本(うち英文4本)を発表した。しかし研究環境の構築に手間取っており、調査研究にとどまっていることが課題として残っている。
感覚系と運動制御系の関係を調べる実験をさらに進める。また視覚と触覚の交互作用についても実験を遂行する。
触覚の実験装置の購入を予定している。
すべて 2013 2012
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件)
Journal of Communication and Computer
巻: In Press ページ: In Press
Journal of Cognitive Neuroscience
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i-Perception
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電子情報通信学会論文集(D)
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