研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では、乳癌細胞における薬剤耐性機構を明らかにするため、単一細胞レベルでの分子ネットワークを実験と理論解析を通じて明らかにすることを目的とした。文献情報や細胞実験をもとに、エストロゲン受容体ネットワークに関わる35種の分子種を選定し、細胞平均および単一細胞での測定を行った。その結果、薬剤耐性細胞でEGFR、ErbB2、ErbB3膜受容体、エストロゲン受容体、GSK3 beta、E2F1、CREB、Fos、Jun、JunBのリン酸化またはタンパク量の変化が見られた。単一細胞で計測すると、ErbB3、ERK,、Aktの活性化に細胞間の不均一性が見られた。この結果をもとにAktを中心としたシグナル伝達系のモデルを構築し、ネットワークのシステム的な性質を調べている。
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