研究概要 |
哺乳類と異なり魚の視神経は損傷を受けても再生する。なぜ再生できるのかを考えたとき、我々は視神経損傷により網膜神経節細胞(RGCs)が幼若化するのではないかと考え、神経幹細胞のマーカーや山中因子について検討したところ、山中因子のsox2, klf4, c-myc が損傷2-3日で、RGCsで活性化し、その後幹細胞マーカー、ネスチンも活性化することを見出した。このシグナルカスケードについて検討したところ、LIF(リューケミア インヒビトリー ファクター)が1~2日と最も早期に活性化することを見つけ、LIF以降のカスケードについて現在検討中である。
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