研究課題
挑戦的萌芽研究
大脳皮質-基底核ループにおけるヒト二足歩行制御機能の解明を目指して、無拘束の状態で歩行するサルの一次運動野と補足運動野から単一神経活動を記録した。得られた結果は各皮質領域が歩行制御の異なる側面を担うことを示唆しており、一次運動野は後肢筋の律動的活動を一歩毎にオン・ライン修飾し、補足運動野は体幹姿勢または体幹と肢の協調運動を制御すると考えられた。ヒトの二足歩行ではこれらの皮質機能がより重要な役割を果たすと推察され、前頭葉性歩行障害の病態を説明し得る神経基盤として提出できる。
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Behav. Brain Sci.
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doi:10.4236/jbbs.2013.31013
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