研究課題
挑戦的萌芽研究
内在的な突然変異率を高めたmutatorマウスの長期継代により、致死的でない多数の変異を蓄積させ、量的形質の多様化したマウスの開発に取り組んだ。その結果、継代系統間で量的形質(体重、体長、尾長、繁殖能力)に差異が認められ、同一の継代系統内の個体ごとの量的形質のバラツキの増大も観察された。生化学検査の結果、肝臓や腎臓の機能障害や動脈硬化が疑われるマウスも見つかった。新型シーケンサーを用いた解析により、各継代系統には1万を超える新規変異の存在が示唆された。量的形質を支配する多因子変異の新しい解析手法として有効だと考えられる。
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