ラット(Wistar)のヒラメ筋(SM)、長指伸筋(EDL)を研究対象として、10日間ギプス着用による血流変化と筋萎縮メカニズムの解明を目的とした。ギブス脚SMでは重量および血流で有意な変化が認められたが、EDLでは有意な変化は認められなかった。DNAアレイ解析では、いくつかの遺伝子群に特異的な変化を認めた。Sarcomere遺伝子群をはじめとする骨格筋形成に関与する遺伝子発現がヒラメ筋で低下し、degradationやapoptosisなどの分解系においては、ヒラメ筋での発現が高い傾向を示した。いくかの対象となるものに関してはRT-PCRによる分析もあわせて行った。
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