• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2013 年度 実績報告書

廃用性萎縮筋の筋線維構造と筋細胞外環境の統合的解析

研究課題

研究課題/領域番号 23650343
研究機関広島国際大学

研究代表者

清水 壽一郎  広島国際大学, 保健医療学部, 教授 (80294403)

研究分担者 中島 正光  広島国際大学, 保健医療学部, 教授 (20198097)
小澤 淳也  広島国際大学, 総合リハビリテーション学部, 准教授 (00435059)
キーワード筋細胞 / 骨格筋 / 心筋 / 細胞内カルシウム計測 / PassiveStiffness
研究概要

昨年度に引き続きラット廃用性萎縮骨格筋についてメカニクスの測定及び心筋細胞内カルシウム濃度測定を行い、正常骨格筋との比較についての検討を行っている。原子間力顕微鏡にて骨格筋細胞のPassiveStiffness計測を行っている。これは、原子間力顕微鏡のカンチレバーを単離骨格筋細胞に接触させ、さらに押し込んでいった際にカンチレバーが撓むことを利用し、細胞の外力による変形性を知ることができる解析方法である。廃用性萎縮により単離骨格筋細胞の短径が極端に小さくなっているような細胞では、逆にPassiveStiffnessが増大しているような例も多く、骨格筋細胞の短径や、あるいは別の指標によりPassiveStiffnessを補正する必要があると考えられる。また、廃用性萎縮期間を統一しても、骨格筋細胞の短径は大きく異なることが多く、萎縮期間に加えて廃用性萎縮を定量的に評価する指標を確立する必要がある。単離骨格筋細胞におけるカルシウム計測については、蛍光カルシウム指示薬の負荷に時間がかかることから細胞の生存率が低下しやすいこと、測定時の筋収縮により蛍光カルシウム強度の分布にばらつきが生じることなどから、これらの問題を解決する方法を模索している。
しかしながら、骨格筋細胞の生存率の問題があり、当面研究成果を挙げるために単離心筋細胞で同様の実験を行いつつ、単離骨格筋細胞の生存率を改善する方法を模索している。単離心筋細胞に置いては、PassiveStiffnessおよび筋細胞無いカルシウム計測についても比較的安定して実施しできている。また、新生児心筋細胞についての解析も行っている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Energy for Myocardial Ca2+ Handling per Beat Increases with Heart Rate in Excised Cross-circulated Canine Heart.2014

    • 著者名/発表者名
      Kiyooka T, Oshima Y, Fujinaka W, Iribe G, Mohri S, Shimizu J.
    • 雑誌名

      Tokai J Exp Clin Med.

      巻: 39 ページ: 51-8

    • 査読あり
  • [学会発表] Cellular basis analyses of afterload dependent increasing in crossbridge formation in ejecting rat heart2013

    • 著者名/発表者名
      Yamato Tamura, Kengo Horiuchi, Takehiro Miyasaka, Juichiro Shimizu
    • 学会等名
      International Union of Physiological Science 2013
    • 発表場所
      Birmingham, UK
    • 年月日
      20130721-26
  • [学会発表] Afterload dependent increasing in crossbridge formation in ejecting rat2013

    • 著者名/発表者名
      Yamato Tamura, Kengo Horiuchi, Takehiro Miyasaka, Juichiro Shimizu
    • 学会等名
      ISHR XXI World Congress June 30 - July 4, 2013
    • 発表場所
      San Diego, USA
    • 年月日
      20130630-20130704

URL: 

公開日: 2015-05-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi