だれもが参加できる「コミュニティダンス」は地域の再生や活性化、家族や学校内でのコミュニケーション能力の低下、マイノリティ問題、多文化共生、高齢化社会、障がいなど現代の我々を取り巻く様々な問題を解決するきっかけになるとして注目されている。本研究によって、この新しいダンス形態である「コミュニティダンス」の実態をその社会的有用性という観点から、国内外の実践事例の調査をもとに明らかにした。そして、今後日本で需要が増すと予想されるコミュニティダンスの担い手であるファシリテーターの対象としたダンスワークショップの方法論、ファシリテーションのあり方をまとめたハンドブックを作成した。
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