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2013 年度 実施状況報告書

スポーツにおける国際的な政策に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23650393
研究機関専修大学

研究代表者

久木留 毅  専修大学, 文学部, 教授 (60407632)

研究分担者 白井 克佳  独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, スポーツ科学研究部, 先任研究員 (10321035)
山下 修平  独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, スポーツ科学研究部, 研究員 (80534859)
キーワード国際情報交換 / シンガポール / スポーツハブ / ユースオリンピックゲームズ
研究概要

当該年度は、当大学の在外研修制度にて英国に滞在しており、その間補助事業期間延長申請を行い認められた。ただ、英国および欧州において本研究に関する情報を収集することができた。よって研究実績の実質的な進展は若干みられた。ここでは、英国および欧州において収集した情報を基に記載する。英国においては、オリンピックスタディー研究およびスポーツ政策研究の世界的な第一人者である、イアン・ヘンリー教授と毎月約2回の研究に関するディスカッションを実施した。その中では、国際オリンピック委員会(以下IOC)の戦略に関しての事項も含まれていた。その一つがユースオリンピックゲームズ(以下YOG)に関する情報提供であった。YOGは、前IOC会長であるジャック・ロゲ氏の肝いり施策であったが、現会長のトーマス・バッハ体制となり、独自の方針を打ち出したい意向が強いということが理解できた。その結果、今後YOGに関しても若干の軌道修正もあり得る事が理解できた。その点から、今年度中国・南京で開催されるYOGについてIOCの方向性に関して確認を行っておくことは研究遂行面から重要であると考えられた。そこで夏季大会における第2回YOGについて、第1回YOGと比較することを検討した。また、昨年5月にロシア・サンクトペテルブルクで開催されたSport Accord の国際総合会議において、シンガポールスポーツカウンシル(政府系政府外機関)からスポーツハブについて情報を得ることができた。その中において本年度が完成年度であり、様々なイベントを計画している等の情報を収集することができた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

現在までの達成度は、一作年度の約65%から若干進展し約75%程度である。補助事業期間延長申請に伴い、大飯場な進展は無かったが、欧州においてシンガポールスポーツカウンシルのメンバーと接触することができ、キーワードの一つである「スポーツハブ」に関する情報を収集できたことで約10%程度の進展があったと考えられる。

今後の研究の推進方策

今年度は前半において、積み残した第1回ユースオリンピック参加者へのヒアリング調査のまとめと関係者への最終確認を実施し、後半には研究の考察へと入り課題の目的を達成したい。さらに英国および欧州で得た情報を基に、今夏南京で開催予定の第2回夏季ユースオリンピックゲームズへの視察と今年度完成予定のシンガポールスポーツハブの視察および関係者へのヒアリング調査について考察に加えたいと考えている。

次年度の研究費の使用計画

当該年度は、当大学の在外研修制度にて英国に滞在しており、補助事業期間延長申請を行い認められた。そのため当初の計画通に研究活動が進まなかった。よって次年度の使用額が生じた。
第1回夏季ユースオリンピックゲームズ日本参加者等へのヒアリング等を実施する。第2回夏季ユースオリンピックゲームズ(中国・南京)視察および関係者へのヒアリングを実施する。今年度完成予定のシンガポールスポーツハブ視察および関係者へのヒアリング調査を実施する。その他研究に必要な備品等を購入予定。

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公開日: 2015-05-28  

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