研究課題
足底圧・荷重分布を定量化し、動作のスキル評価のために足底圧・荷重分布パターン検討することを目的とした。足底圧の定量化を行い、動作との関連例を探るために以下の三つの方法を構成した。1)計測分析システム構成:三次元モーションキャプチャーシステム、床反力計、足底圧計を同期しため計測システムの構成と、3つの計測機から得られるデータを統合する分析システム(分析ソフトウエア)を構築した。②足底圧データの定量化:統合システムから得られる分布と圧力位置、荷重量の正確性と妥当性の検討を行った。③人間の基本的な動作である動的(ダイナミック)な動作である跳躍(垂直跳び)を対象とし、跳躍高と足底圧分布の関連性を検討した。得られた主な結果は以下の通りである。1)統合システムの精度として、VICONのマーカー座標位置、フォースプレート足圧中心(COP)位置座標、足圧計のCOP位置座標、3測定機間の測定誤差は許容範囲内であった。2)マーカー座標位置を足底圧計の座標に投射し、足底を解剖学計測点から5部位に区分することの妥当性が示された。3)足底圧変化と身体の動作を関連づけるために、モーションキャプチャーに動作分析と足底圧変化の因果関係を求めた。動作は基本的動作として垂直とび動作を選択した。それぞれの動作のキネマティックな特徴の異なる被験者あるいは群を構成して、そこでの足底圧の分布特長について、空間的かつ時間的な定量化分析を試みた。その結果垂直跳びにおいては跳躍高と時系列に伴う足底圧分布パターンの変化において関連性がみられた。将来的には統合システムを用いて、足底圧・荷重分布がスポーツパフォーマンス評価において有効的になることによって、スポーツシューズ、インソールの開発において、競技スポーツ競技に特化したスポーツシューズ、インソール開発への定量的な情報提供が可能になることが示唆された。
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