機能性RNAを介した運動による筋萎縮抑制メカニズムの解明

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 23650402
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 基金
• 研究分野: スポーツ科学
• 研究機関: 筑波大学
• 研究代表者: 武政 徹 筑波大学, 体育系, 教授 (50236501)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2012
• キーワード: 運動生理学 / 分子生物学 / 筋萎縮 / 筋肥大 / マイクロRNA

研究概要

本研究では、筋萎縮の抑制メカニズムを研究するにあたり、筋萎縮の逆反応である筋肥大に注目し、それが起こる際の分子レベルでの反応を機能性RNAの発現にターゲットを絞り検討した。その結果、過負荷による筋肥大時には、機能性RNAの中でもマイクロRNA-21が重要な働きを持つ可能性を示唆する実験結果を得た。

研究成果

• [雑誌論文] Reduction of ribosome biogenesis with activation of the mTOR pathway in denervated atrophic muscle (2012)
  • 著者名/発表者名: Masanao Machida, Kohei Takeda, Hiroyuki Yokono, Sachiko Ikemune, YukaTaniguchi, Hidenori Kiyosawa, and Tohru Takemasa
  • 雑誌名: J Cell Physiol 巻: 227 ページ: 1569-1576
  • 査読あり
• [雑誌論文] Possible involvement of microRNA-21 in skeletal muscle hypertrophy (2012)
  • 著者名/発表者名: Tohru Takemasa, Yousuke Abe, Chiaki Kumagai, Hidenori Kiyosawa
  • 雑誌名: Adv. Exerc. Sports Physiol 巻: 18 ページ: 5-15
  • 査読あり
• [学会発表] シトルリン摂取による廃用性筋萎縮の抑制効果の検討 (2013)
  • 著者名/発表者名: 福田麦穂, 武政徹
  • 学会等名: 第157回日本体力医学会関東地方会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2013-03-30
• [学会発表] High-Frequency Acupuncture Represses the Atrophy of Fast-Fiber Rich Skeletal Muscle. (2012)
  • 著者名/発表者名: Shin Fujimaki, Masanao Machida, Kohei Takeda, Tohru Takemasa
  • 学会等名: 59thAnnual Meeting of American College of Sports Medicine in San Francisco
  • 発表場所: California, USA
  • 年月日: 2012-06-01
• [学会発表] 筋萎縮時におけるリボソームRNAの合成とmTOR経路の変化 (2012)
  • 著者名/発表者名: 町田正直,武田紘平,横野裕行,武政徹
  • 学会等名: 2012年生体運動研究合同班会議
  • 発表場所: 茨城
  • 年月日: 2012-01-06
• [学会発表] 除神経モデルを用いた鍼通電刺激の筋萎縮抑制効果の検討 (2011)
  • 著者名/発表者名: 藤巻慎, 町田正直, 武田紘平, 武政徹
  • 学会等名: 第66回日本体力医学会大会
  • 発表場所: 山口
  • 年月日: 2011-09-17
• [学会発表] 筋萎縮時におけるリボソームRNA合成低下を引き起こす因子の検討. (2011)
  • 著者名/発表者名: 町田正直, 武田紘平, 横野裕行, 池宗佐知子, 北岡祐, 大野秀樹, 武政徹
  • 学会等名: 第66回日本体力医学会大会
  • 発表場所: 山口
  • 年月日: 2011-09-17