研究概要 |
市販されている電子タバコの煙を分析した結果、ホルムアルデヒド, アセトアルデヒド,アクロレイン,グリオキサール,メチルグリオキサール等、多くの有害なカルボニル化合物が高濃度で検出された。電子タバコ専用カートリッジに含まれる液体を分析した結果、主成分はグリセロールやグリコール類であった。そこで,様々なグリコール類をコイル状のニクロム線に塗布した模擬電子タバコを作製し、一定の電圧を印加し、そこから発生する気体を分析した。その結果、3 V 以上の電圧を印加すると、エチレングリコールからグリオキサールが、プロピレングリコールからメチルグリオキサールが、グリセロールからアクロレインが発生することが明らかになった。
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