研究課題
本研究はストレス・抑鬱状態についての問診を行い、これら生化学指標との関連を検討することを目的とした。さらに、子どもの生活や社会的背景とストレス状態との関連性を探り、地域社会や教育現場での様々な取り組みがストレス状態に与える影響を検討した。日常生活に情緒や心理的問題を抱える子どもと全く問題を抱えていない子どもについて、生活や周囲の人との関係に関して教師からインタビューを行い、文章化した逐語録からグラウンデッド・セオリー・アプローチによる解析を行った。社会的な問題背景と子どもの問題行動との関連が強いことが示唆されたため、日本の社会的問題背景の一つとして、各自治体での子どもの問題やそれに対する取り組み、解決困難な点などを明らかにすることを目的として、日本における子どもの権利条約の浸透状況について各地方自治体の現状を尋ねるアンケート調査を行った。回答率は22.4%であった。また、子どもの権利条約最終所見を知っている自治体は、全自治体の7%にすぎず、自治体担当職員の最終所見の認知度が極めて低いことから、広報や研修など意識向上の必要があることが示唆された。さらに、子どもと周りの大人との関係の貧困さの実態として自治体が直面した最も困難な子どもの問題は虐待であった。
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