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2013 年度 実績報告書

サテライトセルの活性化に対するエキセントリック運動の効果

研究課題

研究課題/領域番号 23650434
研究機関山口大学

研究代表者

宮田 浩文  山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90190793)

キーワードエキセントリック収縮 / サテライトセル / HGF
研究概要

ヒトの骨格筋において、エキセントリック運動後のサテライトセルの動態を、組織学的・分子生物学的に明らかにすることを目的 として実験を企画・実施した。 1~2年目に、効率よくエキセントリック運動とコンセントリック運動を行わせるために、踏み台昇降運動の 方法に関して、筋電図記録と動作解析を併用し予備実験を行った。その結果、40cmの踏み台を利用し、1歩1.5秒ペースで、右脚から前方に踏みあがり、右脚から後 方に降りる運動を繰り返すことにより、右外側広筋で発生する筋電図積分値はエキセントリック局面がコンセントリック局面の約4倍であることを確認した。今年度は、男女15名の被験者において上記運動を実施し、運動前、2日後、5日後に両外側広筋からニードルバイオプシーサンプルを採取した。前年度に確立した組織学的分析とリアルタイムRT-PCRによるmRNA発現量の定量を行った。その結果、左外側広筋において2および5日後にサテライトセル活性化因子であるInterleukin (IL)-6、Insulin-like growth factor (IGF)-I 、Hepatocyte growth factor (HGF)およびMyostatinなどのmRNA発現量増加が認められた。しかし、サテライトセル数の変化に顕著な左右差は認められなかった。Myostatin mRNAの発現量が5日後において増加していたことは、5日後にはすでにサテライトセルの増殖がすでにダウンレギュレートされていることを示唆しているかもしれない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2014 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 競走馬のトレーニングおよび脱トレーニングが骨格筋サテライトセルの反応性に及ぼす影響2014

    • 著者名/発表者名
      今岡洋子
    • 雑誌名

      体力科学

      巻: 63(1) ページ: 177-187

    • DOI

      DOI: 10.7600/jspfsm.63.177

    • 査読あり
  • [学会発表] Effect of Eccentric Contraction on Satellite Cell Activation in Human Vastus Lateralis Muscle2014

    • 著者名/発表者名
      Hirofumi Miyata
    • 学会等名
      第61回アメリカスポーツ医学会
    • 発表場所
      オーランド(USA)
    • 年月日
      20140527-20140531
  • [学会発表] ヒト外側広筋微量サンプルのmRNA発現相対量を用いた筋線維組成の推定2013

    • 著者名/発表者名
      福田智亮
    • 学会等名
      第72回日本体力医学会中国四国地方会
    • 発表場所
      ふれあいの里(米子市)
    • 年月日
      20131109-20131110
  • [学会発表] 競走馬のミオスタチン遺伝子多型骨格筋線維特性2013

    • 著者名/発表者名
      菊野理佳
    • 学会等名
      第72回日本体力医学会中国四国地方会
    • 発表場所
      ふれあいの里(米子市)
    • 年月日
      20131109-20131110

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公開日: 2015-05-28  

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