• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2013 年度 研究成果報告書

魚介肉における「こく」の発現と隠し味の効果

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 23650466
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 食生活学
研究機関四條畷学園短期大学 (2013)
四條畷学園大学 (2011-2012)

研究代表者

坂口 守彦  四條畷学園短期大学, その他部局等, 講師 (00027187)

研究分担者 石村 哲代  四條畷学園短期大学, 保育学科, 名誉教授 (90149584)
奥田 玲子  四條畷学園短期大学, ライフデザイン総合学科, 准教授 (10390139)
菅原 達也  京都大学, 大学院・農学研究科・応用生物科学専攻, 教授 (70378818)
連携研究者 山野 善正  一般社団法人おいしさの科学研究所, 所長 (40036009)
研究期間 (年度) 2011 – 2013
キーワード調理 / 加工 / 貯蔵 / エキス / ハマチ / カツオ節 / こく / 隠し味
研究概要

魚肉で「こく」の発現を確認するために、ブリ(ハマチ)を貯蔵(氷蔵)し、官能評価した結果、3日間程度氷蔵した場合に「こく」のある特有の風味が発現することがわかった。さらに、代表的な「だし」の素材であるかつお節に含まれるイノシン酸はうま味を与えるのみならず、酸味を抑制する作用ももっていることを示した。かつお節の血合肉の部分は異味をもち不味であるが、普通肉のそれ(あっさりした風味をもつ)に血合肉を一定の割合で混合すると、「こく」のある独特の風味を発現するようになることから、血合肉が一種の隠し味の効果をもつと判断された。

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2013 2012 2011 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 図書 (3件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] Levels of glutathione and related enzymes in yellowtail fish muscle subjected to ice storage in a modified atmosphere2011

    • 著者名/発表者名
      S. Tanimoto, X. A. Song, M. Sakaguchi, T. Sugawara and T. Hirata
    • 雑誌名

      Journal of Food Science

      巻: 76巻 ページ: 974-979

    • DOI

      10.1111/j.1750-3841.2011.02307.x

    • 査読あり
  • [学会発表] かつお節「だし」の酸味とイノシン酸の役割2013

    • 著者名/発表者名
      坂口守彦(代表者)・石村哲代・奥田玲子・松田有加・吉岡立仁・山岸 海・石崎早苗・荻野目 望
    • 学会等名
      日本調理科学会
    • 発表場所
      奈良市(奈良女子大学)
    • 年月日
      2013-08-24
  • [学会発表] かつお「だし」の成分-普通肉と血合肉の違い2012

    • 著者名/発表者名
      坂口守彦(代表者), 石村哲代・奥田玲子・松田有加・荻野目 望・吉岡立仁・山岸海
    • 学会等名
      日本調理科学会
    • 発表場所
      秋田市(秋田大学)
    • 年月日
      2012-08-24
  • [図書] 生食のおいしさとリスク2013

    • 著者名/発表者名
      坂口守彦
    • 総ページ数
      8(197-204)
    • 出版者
      エヌ・ティ-・エス
  • [図書] どんな魚がうまいか2012

    • 著者名/発表者名
      坂口守彦
    • 総ページ数
      151
    • 出版者
      成山堂
  • [図書] 最新水産ハンドブック2012

    • 著者名/発表者名
      坂口守彦
    • 総ページ数
      12(379-390)
    • 出版者
      講談社
  • [備考] 坂口守彦, エヌ・ティ-・エス, 鮮度, おいしさ, そして有効利用, 2012年, 5ページ(pp.79-83)

  • [備考] 坂口守彦, おいしさの科学研究所, エキス成分, 呈味成分, そしてうま味成分, 2014年, 1 ページ(p.2)

URL: 

公開日: 2015-06-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi