日本人技術英語学習者のための基本コロケーションを確定,コロケーションの性質別の,より効果的な学習方法を提示する。本研究の背景には,工学系学生の英語力の弱さと企業等による英語力のニーズがある。本研究によって,工学系分野において,真に必要とされる英語コロケーションを明らかにし,同時に,効率的な学習方法が開発可能と確信する。(1)日本人の技術英語学習者が習得すべきコロケーションのリストを確定: 技術英語の様々な模範的素材をもとに,日本人の技術英語学習者がとくに習得すべきコロケーションを確定する。(2)コロケーションの性質別の,より効果的な学習方法の確立:Koya(2005)では,コロケーションの性質を6つに分類している。本研究はこの方法を技術英語コロケーションに適用しつつ,より深化し,各コロケーションの性質に応じた指導法を提案する。 上記の研究目的に対して,それぞれ,一定の研究成果を挙げることができた。本研究機関である平成23年度から25年度の間に,論文(英文)1件,国際学会での発表2件,国内学会での発表4件を行うことができた。
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