本研究では3Dデジタルアーカイブ手法として,空撮システムと表面形状の獲得手法の開発を行った。空撮システムでは、マルチコプターとバルーンを併用し、地上からタブレット端末で、無線カメラの映像を確認・撮影し画想を高精細化するシステムを開発した。また、低高度からの撮影用に1脚とwifiカメラを用いた撮影法を考案した。表面形状の獲得に関しては、小型プロジェクタ、単焦点カメラにより、ライン光の波長を変化させて投影できるシステムを開発し、安定した表面形状の取得に成功した。以上の成果はいずれも低価格・軽量であり、3Dデータの活用普及や海外調査での活用に貢献できる。
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