研究課題
挑戦的萌芽研究
海洋亜表層における鉄と栄養塩の鉛直分布を詳細に測定し、鉄欠乏が植物プランクトンからの亜硝酸塩の細胞外放出を促し、亜硝酸塩極大層を形成する要因になっているとの仮説の検証を試みた。東シナ海陸棚上では植物プランクトンは鉄欠乏状態になかったが、西部北太平洋では亜硝酸塩極大層における溶存鉄濃度が極めて低く、仮説の妥当性が支持された。但し、アンモニウム塩濃度が高い場合には、微生物の硝化作用も寄与している可能性がある。
すべて 2013 2012 2011
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (5件)
Implications on significance of nitrification, Journal of Geophysical Research
巻: vol. 116 ページ: 1-10
DOI:10.1029/2010JC006934