研究課題
平成25年度は課題最終年度であり、これまでの実験結果の整理、今後の研究の発展方向の探求、先行的な実験を実施した。平成24年度の実験結果に基づき、高度10km付近では地上試験とコントロールパラメータを変更する必要が生じることが明らかになった。高度10kmまでのコントロールに関しては、修正が可能であったが、より高高度の切り離しにあたって必要となる低大気密度でのコントロールは、機体にフラップを設置することで亜音速域まで達しないようにする必要があるという結論に達するとともに、実際のコントロールパラメータは実フライトデータの取得による方法が最も確実であると判断し、気球分離した後、パラシュートで降下し、そののちにパラシュートを分離して滑空飛行に入るシーケンスの実験を行うこととし、そのシステム開発(2段分離システム)を行った。2段分離システムの実実験は2014年3月に、宇宙航空研究開発機構の資金により、北海道美深町で行った。
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福岡大学理学集報
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