エコロジカルフットプリント指標(以下、「EF指標」と記す)は、人間活動に伴う生態系サービス(以下、「ESS」と記す)の消費を土地資源の消費面積に換算する指標である。現在のEF指標は、食料生産としての耕作地、牧畜用としての牧草地、木材・紙使用としての森林地、そして二酸化炭素吸収源としての森林、住宅や都市インフラによる生産能力阻害地としての面積を足しあわせることで求められている。企業活動、人間活動によるESS消費量をEF指標として再定義を行った。ESSの定義と具体例をリストアップし、調整サービス、文化的サービス、基盤サービスについて原単位を先行研究や大胆な仮定により算出するシステムを既存文献などから調査し、EF指標算出システムとして構築した。
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