自然エネルギーの利活用と主体形成との関係性を探るため①中山間地集落に小水力発電装置の導入②耕作放棄地にソーラーシェアリング発電装置の導入実験を行い,これらの実験装置を核として,自然エネルギー導入スキル講座,地域資源利活用スキル講座,水車と水車小屋再生に関するスキル講座を研究期間中に合計10回開催し参加者を中心として当事者性の獲得要因について検討した。また,全国1600サンプルに対する「自然エネルギーに対する意識調査」も行った。その結果,自然エネルギーの利活用が直接的な経済に結びつくことが内発的な当事者性獲得に有力な要因であることがわかった。研究成果として学術論文2本,書籍1冊を発表した。
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