研究課題/領域番号 |
23651040
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研究機関 | 桜美林大学 |
研究代表者 |
藤倉 まなみ 桜美林大学, 総合科学系, 教授 (30458955)
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研究分担者 |
藤倉 良 法政大学, 人間環境学部, 教授 (10274482)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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キーワード | ロビイスト / 政策過程 / 気候変動 / 日本 / 米国 |
研究概要 |
現職の日本政府官僚(課長級)2名に対してヒアリングを行い、主に政権交代前における議員立法と政府提案立法のプロセスの違いや、議員立法の政策過程における官僚の関与の仕方について情報を入手した。 米国ワシントンで5名のロビイストに対してヒアリングを行い、主に以下の点についてヒアリングを行い情報を入手した。(1)政治家でも,Political appointees でもない,government official に対してロビイングを行うことはあるのか? (2)依頼主からの注文について,ロビイング不可能(成功しない),と感じた場合,それは断るのか,成功する可能性が低いことを伝えた上で引き受けるのか? (3)「情報」と「アジェンダ」は明確に区別して伝えるように務めるのか,それとも,両者の区別は敢えて曖昧にして伝えるのか? (4)複数の顧客から互いに矛盾する内容のロビイングを依頼されたらどうするのか。(5)科学的、あるいは、政治的に妥当と思えないロビイングを依頼された場合、どうするのか。(6)ロビイングする先は議員本人か議員秘書か。(7)専門的知識が必要なロビイングを依頼された場合、それに関する情報は依頼者が持参するのか、御社が自ら調査するのか。後者の場合、どのような方法で情報を入手するのか。 日本の政策過程について得られた知見を、2011年11月3日にワシントンで開催された U.S.-Japan Research Institute Seminar で発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
ヒアリング対象者数がまだ十分とは言えない。また、米国におけるヒアリング先にやや偏りがあり、保守系のシンクタンク等をさらに調査する必要がある。
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今後の研究の推進方策 |
地球温暖化対策に極めて消極的な米国の保守系シンクタンク及び議員スタッフの行動様式を明確にしていきたい。
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次年度の研究費の使用計画 |
米国のシンクタンクであるEnvironmental Law Institute との連携を深めて、米国内における調査を深堀りする。また、日本国内の危機管理における政府の政策過程について、文献調査をすすめ、得られた成果の発表を目指す。
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