研究課題
FUCCIの構造と、従来明らかにされたCdt1とGeminin分解の分子機構を参考に、ニワトリCdt1とGeminin配列からデグロン配列候補の同定を行い、ニワトリCdt1(アミノ酸配列1-499)、Cdt1 (150-499)、Geminin(1-110)をそれぞれクローニングし、 GFP融合型デグロン発現ベクターを作成した。作成したGFP融合型デグロン発現ベクターを野生型DT40にstableに導入し、発現細胞の単離を行ったが、発現量が少なく、残念ながら細胞周期を確実に同定するに至らなかった。最近、チェックポイント因子であるTopBP1遺伝子の会合因子として同定されたTreslin/ticrr遺伝子は酵母の複製開始の必須因子で、CDKのリン酸化基質であるSld3ホモログとされる。このTreslin/ticrr遺伝子を、オーキシン誘導性デグロン(AID)の系を用いたコンディショナル細胞として作成した。オーキシン添加後わずか15分程度ののち、発現が完全に失われる細胞が作成できた。この細胞は予想どおりlethalであったが、様々な薬剤には特に感受性を示さなかった。今後、チェックポイントの欠損について解析を進める予定である。
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すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 8件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 4件)
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