研究課題
本研究は、小説等のフィクションに描かれた災害事象が、人びとの災害観および防災意識の形成に及ぼす影響について検討したものである。第1に、阪神・淡路大震災の被災者の体験談を聞きとった大学生たちが、被災者との共同作業を通じて、アニメーション、絵本などのフィクション作品に再編しそれを用いた防災教育を実施した。災害の体験者と非体験者の共同作業が体験の語り継ぎに及ぼす影響について検討した。第2に、災害について扱ったフィクション作品について、〈選択〉と〈宿命〉をキーワードに分析を行った。この点について、「東京・地震・たんぽぽ」、「真昼のプリニウス」など、いくつかの小説を素材として原理的な考察を行った。
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Natural disaster science and mitigation engineering: DPRI Reports (Vol.1), Studies on the 2011 off the Pacific Coast of Tohoku Earthquake.
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10.1007/978-4-431-54418-0_5
Rimse
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Cities at risk: Living with perils in the 21st century.
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